顕正会と日蓮正宗はちがうの?

富士の麓(静岡県富士宮市)にある大石寺が、日蓮正宗の総本山です。
顕正会が「冨士大石寺顕正会」と名乗っているので勘違いする方もいるようですが、日蓮正宗とは全く別の団体です。

顕正会は、日蓮正宗の末寺の信徒の集まりでしたが、中心者が、教えを独自に解釈し『国立戒壇』を建てなければならないと声高に主張し、過激な行動を取るようになったため、日蓮正宗信徒として認められない旨を宣告しました。

「国立戒壇」とは、明治時代に大日本帝国憲法が発布された後で創られた用語で、そもそも鎌倉時代に生まれた日蓮大聖人は、一言も「国立戒壇を建てる」と仰せになっていません。
時代によって変化するものへのこだわりは捨てて、目の前の一人ひとりに、大聖人の教えを伝えていくことこそが大切です。

日蓮大聖人の仏法が正しく伝わる、日蓮正宗の信仰によって、功徳に満ちた充実した人生を送って頂きたいと願っています。

顕正会を辞めて

私は平成4年に会社の同僚に食事に誘われ、そこでしつこく顕正会への入会を迫られ、断り切れずに入会してしまいました。
そして辞めたくても、顕正会を抜けると大地震から守られないなどと脅され、言われるままに勧誘活動を数十年にもわたり続けていましたが、数集めの勧誘活動に本当に嫌気がさしていました。

そしてある日、もう罰が出ても良いと、思いきって辞める決心をしました。

それから数十年が経ち、コロナ禍で不安な日々を過ごしている中、インターネットで啓信寺のホームページを見つけ、顕正会と日蓮正宗が全く別であることを初めて知りました。
そしてお問合せフォームからメールで質問させていただき、御住職から色々詳しく説明したいとのお返事をいただき、後日お寺に訪問させて頂くことになりました。

御住職から顕正会の誤りについて色々と教えて頂き、よく納得したうえで御授戒を受けることが叶いました。
とてもスッキリとした気分になりました。

そして、初めて総本山に登山して本門戒壇の大御本尊様への御目通りが叶い、感激で胸がいっぱいになりました。
今思うとニセ物の顕正会の本尊を拝み、どんどん不幸になっていた過去の自分をとても恐ろしく思います。

顕正会に惑わされている人々に、早く正法に気付いて欲しいと思います。
そして一人でも多くの人に日蓮正宗の正しさを知って貰いたいと折伏を決意するところです。