宗祖は日蓮大聖人です。
釈尊(しゃくそん)は、今から約3000年前、人々を救うため50年間にわたって説法し、
その最後の8年間で出世の本懐(目的)である法華経を説かれました。
この法華経には、釈尊滅後2000年が経過すると、釈尊仏法の功力がなくなる末法(まっぽう)時代に入ると説かれています。
その末法の時代に民衆を救済する仏として出現されたのが、日蓮大聖人です。
日蓮大聖人は、法華経の極理を、弘安2(1279)年10月12日、信仰の根本である本門戒壇(ほんもんかいだん)の大御本尊(だいごほんぞん)として顕され、その御本尊に向かって“南無妙法蓮華経”の題目を唱えることにより、いかなる人も仏の境界に至ることができると説かれました。
啓信寺には、その弘安2年の御本尊のお写しを御安置し、参詣する人々に真の成仏の道を教え、先祖の追善供養を行なうなどの役割を担っています。